はじめて訪れたお店の場の空気感と匂いがよければ、丁寧に営んでいる様子が伝わり心地よい。
窓辺から差すやわらかな光もまた、店主の人柄をあらわすのに一役かっているかのよう。
お店に並んだ品々を熱心に説明してくれるのは、ひとつ一つがたまらなく愛おしいからなのだろう。こうしてその逸品たちは、それぞれの土地で、それぞれの語部を通して根付いていくのだ。
カウンターの陰にひっそりと置かれていたのはスチーマー。いつでもスタンバイは出来ていて、いつでも店主が自慢の品々を一番綺麗な佇まいで見てもらおうと愛でているんだろうな。そんなスチーマーはまるで、炊きたてのあんこだと思った。掘っくり返した土の中にミミズが居てくれて嬉しいなぁと思うあの感じに似ている。
ひっそりとしたひとつ一つ連なる所作が、お店の信頼感を得ているのだと、あらためて教えていただきました。
こうして学びを得るとは、自分が変わる良いきっかけなのだ。
2月、吉日。関係各位みなさまのお祈りのもとに、地鎮祭を執り行っていただきました。
いつの日か恩返し出来るよう、豊潤な大地のように実りある場所に整えていきます。ありがとうございました。
いま、わたしたちはこころ躍らせながら、新たな場所作りに励んでいます。